”少数精鋭”
業界の常識を覆す集団
FS整体研究会
FS整体研究会、主宰
上原考一です。
前々回にも書いた
脱力の話の続きになります。
「無駄な力を抜く」
これを突き詰めると、
「必要な力は入れる」ということです。
脱力というのは、身体を動かすための
アウターと、姿勢を維持するのに必要な、
インナーを使い分け、無駄なリキミを
抜き、最小限の力加減のバランスが必要となります。
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「重力を使いこなす」
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最小の力加減を身に着け使いこなすには、
それを感じ取る「センサー」が必要です。
一定以上、力を抜くと、立位の状態が
維持できなくなりますが、これは
重力の影響化にいることで、常に下に
引っ張られているからです。
この引っ張られている感覚を、
最小値の力加減を調整する事ができます。
これは無重力状態にいれば感じられない感覚です。
私達は生まれてからすぐに、重力の影響下にいるので
日常的にいちいち感じることはありませんが、
常にモノだろうが人だろうが重力は影響していて、
地球の中心に向かって、下に引っ張る力はあります。
身体の内側にも内圧がかかっているのは
重力の影響下にいるからです。
例えば、なにかモノを持った時に
「重み」を感じるのは
重力の影響があるからで、
重力を感じるのは「重さ」です。
この重力の力に従い、身体を使う事で、
身体を動かす補助になります。
このようなことから、脱力の感覚を身に着け、
無駄な筋力を使わず、重力を感じ
うまく利用すればいいんです。
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「重たさと重みの違い」
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重たさとは、、
物体に働く重力の大きさ。
重量ともいいいます。
地上の物体が受ける重力は、
地球が物体に及ぼす万有引力と、
地球の自転による遠心力の合力であるが、
どちらも物体の質量に比例するので、
重力も質量に比例する。
それで、質量を測るには、
重さを測って標準物体と比べることが多い。
そこで、、
まず、重さとはこの物質の重さは「〜g」で、
ある物体とある物体の重さを比較するなど、
数値化できるものに対して
重さと使用することがおおいです。
これを重量とも言い換えることが可能です。
一方で、重みという言葉は数値化できないもの、
例えば「言葉の重み」「重みづけをする」
などに使用されることが多いです。
身体全体の動きにも、「重みを感じる」
関節や、筋肉の局所の動作などにも
軽さを感じる「重みを感じる」などです。
片手で、ペットボトルを持ち、
そこでリラックスすれば
「重み」を感じるはずです。
ということはそれは重力を
感じているということですよね。
次は上半身、腕に力を入れてみると、
ペットボトルの重みをほとんど感じなくなります。
手の力を抜きすぎれば、
ペットボトルは下に落ちます。
重力を感じるには、
力を抜きすぎても入れすぎても
ダメということです。
そして重力には、方向性と
ベクトルが存在しています。
施術にも、この方向性はとても
重要になります。
このへんの話は、またの機会に話ます。
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重力を感じる＝重力を受け入れる
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「重力を受け入れる」
武術において、合気道や柔道などは、
まず最初に、受け身を徹底して行います。
受け身は、格闘技において投げられた時、
地面にぶつかる際に、身体的ダメージを
軽減するための防御姿勢・動作と言われています。
なので、一般的に怪我をしないための捉え方です。
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相手を感じる＝相手を受け入れる
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「相手を感じて受け入れる」
この重力を感じることができなければ
相手（患者さん）を感じる事ができません。
相手（患者さん）の施術をする時も、
「重み」を感じ、「柔軟性」や
「硬さ」「温度さ」様々な感覚を感じ
作用させていきます。
そして、もうひとつが、
「身体的にかかった力をコントロールする」
達人レベルになれば、相手の力を吸収し、
さらに無力化して相手の動きを
自由にコントロールしたり出来るそうです。
私は武術家ではないですが、
昔から、武道は私達の生活に溶け込んでいて
その考え方やありようは身の回りにあり
生活の一部として古くから役立っています。
その一端がわかれば
施術にも応用ができ
身体にも作用するので、
自由自在にフルコントロールが
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そして筋肉も緩みっぱなしではダメなので、
適度な張り（緊張）も必要です。
それらを患者さんの感覚に合わせて
最良な状態に調整して
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